外装リフォームを考え始めた人へ 外装リフォームによる効果と目的

外装リフォームを考え始めた人へ 外装リフォームによる効果と目的

厳しい外的環境にさらされるため、時間の経過とともに必ず劣化してしまう外装。
ここではなぜ外装リフォームが必要なのかを抑えておこう。

美観を保つこと・外装の保護で我が家を長く住めるようにする

美観
綺麗な外観を保って愛着のある我が家に
新築のように美しい外観を取りもどしたり、色をけてイメージを変更することもできるリフォーム。家の第一印象を決める場所だからこそ、こだわりたい。
外壁や屋根は家の顔→いつも見えている。家の印象を決める→常にきれいに保ちたい

外装保護
紫外線や雨などの環境から大切な家を守る役割も

外壁や屋根は、紫外線や雨風にさらされているため、徐々に傷んでくるもの。きちんと補修することは、美観だけでなく健康的な家を保つためにも必要だ。

毎日の天候や季節の寒暖から私たちを守っている→定期的に新しい塗膜層を作り家を日差し・風雨から守る。

POINT
外装リフォームの目的は、見た目の美しさをよみがえらせる美観と家を守るための保護。愛着を持ち、長く暮らし続けるために欠かせない。

コラム
塗料の成分と劣化のメカニズム
塗料を校正する4つの成分
配分量の違いで耐久性も変化

塗料は「顔料」「樹脂」「溶剤」「添加剤」の4つの成分で構成される。この4つが絡み合うことで、家を紫外線や雨から守る「塗膜」になるのだ。成分の配分量の違いで価格や耐久性も変化。一般的に樹脂が多い塗料ほど効果になるが、その文耐久性も高くなる。塗料は安いだけで選ばないこと。耐久性が低く、すぐに塗り替えが必要になる可能性がある。

◎顔料
顔料は、それ自体が色を持つ粉末個体で、主に塗料の色彩などを形作る成分。顔料そのものが私たちの目に塗膜として見えている

◎樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能しない。樹脂は顔料を巻くとして強固に密着させる働きを持つ。また、樹脂の種類によって耐久性や性能も決まる。

◎溶剤
シンナーや水など、樹脂を溶かしたり、薄めたりするための透明な液体。塗料を適正な年度に調整したり、塗面の仕上がりをよくするために使用する。

◎添加剤
防藻、防カビ、低汚染、抗菌など、塗料の木の嘘向上させる補助薬品。塗装の目的とする機能や用途に応じて、必要な添加剤を少量だけ混ぜ合わせる。

塗料の劣化を引き起こす最大の原因は太陽光の紫外線

気温や酸性雨など、塗料を劣化させる要因はいろいろあるが、y最も大きな原因は太陽の紫外線、紫外線は塗料を塗った表面の0.1mm程度まで浸透し劣化させる。塗料が劣化すると、顔料を結合している樹脂層も劣化し顔料の離脱が生じてくる。この現象をチョーキングといい、触ると白い粉が付く現象だ。劣化の度合いは塗膜の成分によって異なる。

POINT
塗料用の樹脂の結合は、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素樹脂系の順で高くなり、耐候性も大きくなる。

出典:株式会社ザメディアジョン「外壁・屋根リフォーム専門書GAISO Vol.2 WALL&ROOF REFORM」